・北は綾小路 =綾小路通(あやのこうじどおり)
・南は五条坊門小路 =仏光寺通(ぶっこうじどおり)
・東は町尻小路 =新町通 (しんまちどおり)
・西は西洞院大路 =西洞院通(にしのとういんどおり)
の一町(いっちょう)(120m四方)を占める、広大なものでした。
(場所が良く分からない方はWikipediaに掲載されている平安京図をご覧下さい。)
この敷地面積は大臣クラスの邸宅を意味します。
祖父清公の時代には、すでに邸を構えていたようですが、
清公も父是善も中級貴族ですので、本当はこの半分の面積でもおかしくありません。
しかも、南に隣接するもう一町(天神御所)も菅原氏が所有していたと思われ、
いつのまにそんなに土地を買い占めたのだろうと思う事があります。

さて、2009年になり、
敷地の西側にあたる綾西公園が、無事リニューアル工事を完了していました。
そこでふと気になったのが、この土地の価値はいくらなのかという事。
国土交通省の地価検索システムによると、
敷地東側に相当する「下京区新町通綾小路下る船鉾町388番」の
2009年1月における公示価格が、1平方メートルあたり41万6千円。
これに120m×120m=14,400平方メートルを掛けた結果は、
5,990,400,000円=60億円!?(←衝撃のあまり倒れそうになる)
土地というのは恐ろしいものです。